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しっかりと整えて“梅雨だる”予防? 梅雨に注意すべき体調管理

毎年、梅雨になると身体の調子が悪くなるという女性は珍しくありません。
肌寒い日もあれば、蒸し暑い日もある梅雨の変化に身体がついていけなくなってしまうためです。
この梅雨どきに体調を崩すことを「梅雨だる」と呼ばれています。
ではなぜ、梅雨だるが起きてしまうのでしょうか?
ここでは、梅雨どきに起こりがちな不調とその原因についてご紹介します。
体調不良は低気圧が原因?
梅雨どきは気候が不安定になり、自立神経も乱れる傾向にあります。
この時期に訪れる低気圧の影響で、副交感神経が優位になったり、ヒスタミンが増えてしまうためです。
起こる症状としては、偏頭痛・ストレス・疲労感・だるさ・肩こり・冷えなどがあり、重症な人では梅雨明けまでの1~2ヶ月間ずっとだるさが続いてしまう人もいるのです。
特に女性は、服装を優先して冷えの影響を受けやすいということ、女性の服装は気温や天候に合わせにくいために冷えやすいという点で、これらの症状が起こりやすいのです。
体調管理の方法

・陽にあたるようにする
陽にあたる時間が少ない人は眠りが浅くなり疲れが溜まって、体調を崩しやすい傾向にあります。
1日のスタートにしっかりと太陽の光を浴びることで、目覚めを促し精神を安定させるセロトニンが増えて、15~16時間後に誘眠作用のあるメラトニンを分泌するようになります。
生活リズムを整え、同じ時間に起きて体内時計をリセットし、夜眠りやすくしましょう。
また、働いている方はお昼休みに外を少し歩いてみるのも効果的です。
・ぬるめのお湯に浸かる
梅雨は徐々に気温が上がる時期です。
冷房をつける日もあれば、冷え込んで使用しない日もあるでしょう。身体は梅雨の温度変化に慣れていない上に、エアコンの冷風の影響を受けてしまうため、冷え込みやすくなり、汗をかきにくくなります。
汗をかきにくくなると、体内の水分バランスが崩れてだるさやむくみを引き起こしてしまうので要注意です。
ぬるめのお湯で半身浴を行い汗腺の働きを良くしましょう。
お湯の温度は38~40℃がおすすめです。
・クエン酸を摂取する
クエン酸には、疲れの原因である乳酸が生成されるのを抑える働きがあると言われています。
そのためクエン酸を積極的に摂ることは疲労回復につながります。
また、カルシウムを吸収しやすくする働きがあり利尿作用を高めるので、むくみ解消にも効果的です。
・ビタミンB1
ビタミンB1が不足すると疲労が溜まりやすくなるだけでなく、イライラを引き起こすと言われています。
イライラを解消し疲れを取るためには、菜の花やアスパラ、玉ねぎ、大豆、玄米などを食べてビタミンB1を摂取しましょう。
・タンパク質を摂る
タンパク質の低下は疲れやすさやむくみにつながります。
タンパク質は植物性と動物性の2つに分かれますが、両方をバランスよく摂取することが重要です。
動物性たんぱく質は「肉・魚・卵・チーズなど」また、植物性タンパク質は「豆類・パン・ごはん」などに含まれています。
・カフェインを摂取する
コーヒーに含まれるカフェインには血管を収縮させる働きがあるため、低気圧が原因で起こる偏頭痛に効果的です。
また、コーヒーを飲みながら痛みを感じる部分を冷やすことで、さらに血管を収縮させる効果が期待できますよ。