みかんに含まれるヘスペリジン

日本人にとって身近な果物のひとつ、みかん。
みかんに関して、こんな言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
「みかんの実を包む薄皮は、取らないで食べた方が良い」なぜなら、この「薄皮」には栄養素が豊富に含まれているからです。
みかんに含まれている栄養素は、女性の大勢が悩みがちな「冷え症」に対して効果を発揮するといわれています。
ツラい冷え症は美容にとっても大敵なため、なんとか改善したいですよね。
今回は、素敵な酵素の4大成分の1つでもあり、冷え性の味方「ヘスペリジン」についてご紹介します!
ヘスペリジンは、みかんなどの柑橘類に含まれているポリフェノールです。
ポリフェノールは4,000種類以上あるともいわれており、一方で美容成分として欠かせない存在になっています。
たとえばポリフェノールの一種である、大豆のイソフラボンなら聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
そこで美容のためにイソフラボンを摂るように、ヘスペリジンも摂ることをオススメします。
なぜ「ヘスペリジン」は冷え症に効果的なの?
ヘスペリジンには毛細血管を丈夫にする働きがあるため、冷え性に効果を発揮します。
毛細血管をヘスペリジンが支えてくれることで、血流がスムーズになり体の隅々にまで栄養をのせた血液が行きわたるようになるのです。
血流が滞りなく運ばれれば、冷え性だけでなく栄養不足による肌のターンオーバーの遅れなども改善され、シミの原因となる色素沈着も防げるようになるでしょう。
さらに血液中のコレステロール値にも効果を発揮するといわれており、ドロドロ血液にお悩みの方にもオススメです。
サラサラな血液となることで、血流をスムーズにしてくれますよ。
血管や血液などに働きかけてくれるヘスペリジンは、このように冷え性の力強い味方となってくれるのです。
「ヘスペリジン」の効果的な摂取方法

さまざまな種類がある柑橘類のなかでも、特に温州みかんにヘスペリジンが多く含まれています。
皮の内側にある白くフワフワしている綿状の部分やみかんの実を包んでいる薄皮、外側の皮などに多く含まれています。
でも、白い綿状の部分や外側の皮は普段、口にしにくい箇所ですよね。
いくら冷え性対策のためとはいえ、食べるのをちょっとためらわれる部分ではないでしょうか。
また、たとえこれらを食べたとしても水に溶けにくく吸収されにくい性質のため、ただ食べただけでは効率的に体に摂り込むことは難しくなってしまいます。
そこでオススメなのは、糖とくっつけることで体に吸収されやすくなっているヘスペリジンを、サプリメントなどで摂ることです。
せっかく摂取するなら、体のなかで十分な効果を発揮して欲しいですよね。
ただ、やみくもにヘスペリジンを摂取すれば冷え性が改善するわけではありません。
ヘスペリジンの力を借りつつも、栄養バランスの良い食生活を心がけたり、適度な運動を取り入れる、また体に悪影響を及ぼすストレスを溜めこまないようにするなど、生活上の工夫も大切です。
冷え症は冬だけにおこる症状ではありません。
早めの対策を心がけて快適な生活を送りましょう!