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女性にとって大切な成分! 「葉酸」の働きとは?

シミの発生に繋がるのは、食生活の乱れ!

妊娠期にとって「葉酸」は欠かせない成分として注目を浴びています。
しかし、あまり葉酸という言葉に馴染みがない方もいるのも事実です。
妊娠に関係なく、成人男性や成人女性にとっても欠かせないのが葉酸です。
素敵な酵素にも含まれている葉酸が、いったいどのような働きをするのかをご紹介しましょう!

葉酸とは?

葉酸は、水溶性のビタミンB群の1つに分類されます。
細胞を作り出す、細胞を再生させる働きを助けたり、赤血球を作り出すサポートなどもしてくれます。
そのため新しい細胞を作り出す必要がある赤ちゃんやお母さんには、必要な成分と言えるでしょう。

葉酸の必要性を裏付けるように2002年の母子手帳からは、葉酸に関して記載されるようになりました。


もし葉酸が不足したら…?

葉酸を十分に摂取していないと赤ちゃんには、どのような悪影響を及ぼすのでしょうか。

■考えられる悪影響
・先天性の疾患
・神経管閉鎖障害の発症
・授乳期における発育の遅れ

葉酸が不足するだけで、このような障害が生じてしまうのです。
一方で、葉酸の過剰摂取による疾患は認められていないため、安心して葉酸を摂ることができます。

赤ちゃんだけでなく成人男性や女性も葉酸が不足すると、以下のような症状を引き起こします。

・悪性の貧血(巨赤芽球性貧血)
・免疫機能減衰
・消化管機能異常

また、お酒を多く飲む方、避妊薬のピルを飲んでいる方は葉酸が欠乏しやすくなる傾向があるため、積極的な摂取が求められます。


葉酸はどのような食材に含まれるの?

シミの発生に繋がるのは、食生活の乱れ!

葉酸はほうれん草やキャベツなどの緑黄色野菜や、レバー、豆類などに含まれています。
しかし、水や熱に弱いため、普段からこれらの野菜を摂りいれていても調理過程で失われてしまっている恐れがあるのです。

15歳以上の成人男性や女性における1日の葉酸摂取量は200μg(マイクログラム:1μg=0.001mg)と言われています。
一方で妊婦は400μg、授乳婦は280μgとより多くの葉酸摂取が求められるのです。

例えば葉酸400μgを摂ろうとすると、ほうれん草なら約1束分になります。
しかし、これらの量を水や熱を加えることなく食べるのはとても大変ですよね。

また、熱を加えた場合半分ほどの葉酸が失われてしまうため、倍量を摂る必要が出てきてしまいます。
また葉酸は毎日体外へと排出されてしまうため、日々葉酸を摂ることが求められるのです。

こういったことから、食事だけで葉酸を必要量摂取するのは難しいと言わざるをえません。
厚生労働省も400μgを摂取するためには、食事だけでなくサプリメントを積極的にとるようにと奨励しています。

もちろん妊娠予定がなくても、葉酸不足で体に悪影響を及ぼさないために摂っておくことが求められます。
ぜひ素敵な酵素で、葉酸をお手軽に摂取してくださいね。