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「Tゾーン」と「Uゾーンにニキビが出来やすい理由

ニキビができる場所が決まって「Tゾーン」と「Uゾーン」という方が多いと思います。
しかし、なぜこのTゾーンとUゾーンにばかりニキビができるのでしょうか。
今回はTゾーンとUゾーンにニキビが出来やすい理由とニキビ予防方法についてご紹介致します。
Uゾーンのニキビの原因は?
顔の輪郭周りのUゾーンで、特にニキビが出来やすい場所が「顎」や「こめかみ」です。
フェイスラインの皮脂の分泌量はそれほど多くありませんが、体内環境の状態や何気ない癖がニキビの原因となります。
まず食生活が乱れ、腸内環境が悪化して便秘になると、食物のカスが腸内に滞りアンモニアなどの有害物を含む悪臭ガスが大量発生します。
これらが、徐々に血液に漏れ出して顎周辺まで移動しUゾーンの毛穴に炎症を起こします。
また、手で顎をつく癖、髪の毛をかき分ける癖、前髪が長い、などの外的要因もUゾーンニキビの原因です。
手や髪の毛には目に見えない雑菌が多く付着しているので、無意識に触れるとニキビが悪化してしまうのです。
Tゾーンのニキビの原因は?
額から鼻筋までのTゾーンは皮脂腺が多く、大量の皮脂に含まれる脂分が毛穴に詰まって炎症しニキビができます。
皮脂分泌が一番盛んな思春期に多く見られるニキビですが、最近は20代以降の方にも多く見受けられます。
ホルモンバランスが乱れて皮脂分泌量が増えると、Tゾーンが常に脂っぽくなります。
そして、その皮脂をあぶらとり紙や洗顔で頻繁に取ると、皮膚を潤わせようとさらに皮脂分泌が盛んになります。
こうして皮脂の取り過ぎによる皮脂過剰分泌が起こると肌のバリア機能が低下し、ニキビはさらに悪化するのです。
思春期を過ぎた20代以降の女性がTゾーンにニキビを作ってしまう原因は「間違った肌ケア」によるものがほとんどです。
肌は自分の力で再生する機能を持っていますが、必要以上のケアは再生機能を阻害してしまうのです。
どうやってニキビを予防すればいい?

まず、Tゾーン、Uゾーンのどちらにも効果的なニキビ予防方法として「栄養バランスの良い食事」が挙げられます。
食物繊維が多い野菜や果物、乳酸菌が豊富な乳製品は腸内の悪玉菌を減らし、便通を正常にして有害物質を体外に排出します。
また、これらの栄養素はホルモンバランスも整えてくれるので、ホルモンの乱れによるニキビを防ぐことができます。
次に、ポテトチップス、揚げ物、インスタント食品などに含まれる体に蓄積する油をなるべく摂取しない心がけも大切です。
これらを習慣的に食べていれば、消化できない脂が体内に蓄積して過酸化脂質となりお肌に悪影響をもたらします。
そして、肌に負担をかけない洗顔方法も重要です。
皮脂は過剰に取らず、洗顔は朝と夜だけとし、しっかり泡立てた洗顔料で泡洗顔をします。
泡でお顔を優しく包み込むように洗えばそれだけでしっかり汚れが落ちます。
また、乾燥予防もニキビ対策には大切です。
お肌が乾燥するとバリア機能が乱れ、逆に内側からどんどん皮脂を分泌させてニキビを作ります。
洗顔の後はしっかり化粧水で保湿し、乳液やクリームで水分が逃げないように蓋をして乾燥を防ぎましょう。
ニキビが出来てしまうだけ憂鬱になり、外に出るのも人に会うのも嫌なりますね。
しかし、ニキビの原因を知って正しく対処すればニキビは徐々に良くなり、お肌も体も健康になっていきます。
まずは普段の生活を見直すことから始めてみましょう。