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お肌の乾燥は内側から対策! この食材の栄養素が効く!

お肌の乾燥は内側から対策! この食材の栄養素が効く!

秋から冬、そして春にかけて気になるのがお肌の乾燥ですね。この時期からスキンケアに力を入れる人も増えてくると思います。
乾燥は体の内側から対策をとるのが一番というのをご存知でしょうか?

今回は乾燥肌に効果のある食材をご紹介します。


肌が乾燥するメカニズムを知る

お肌は、角質層の水分量、皮脂の分泌量、天然保湿因子の量が保たれることで潤っています。
しかし、これらを保つための栄養素が不足すると新陳代謝が落ち、血行不良となって肌細胞に栄養が行き届かず、乾燥肌になります。乾燥させないためには、血行を良くし新陳代謝を活発にすることが大事です。

では、そういった作用がある栄養素と食材について紹介します。

【ビタミンA】
ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保持し肌細胞を成長させます。この成分が不足すると皮膚や粘膜が乾燥してしまいます。
レバー、サバやイワシなどの青魚、乳製品、卵、緑黄色野菜、ノリ、ワカメ、などに多く含まれています。

お勧めのレシピは「野菜たっぷりいわしのマリネ」「わかめサラダ」「レバニラ炒め」などです。

【ビタミンB】
美肌に欠かせないビタミンBは、新陳代謝を活発にして乾燥による炎症やニキビを抑えます。
緑黄色野菜、柑橘類、豚肉、レバー、卵、大豆、などに多く含まれています。

「豚しゃぶおろしレモン添え」や「ミモザサラダ」「ひじきと大豆の煮物」などがお勧めです。

【ビタミンC】
こちらも美肌に欠かせない栄養素です。
コラーゲンの生成を促して乾燥を防ぎます。 また、抗酸化作用で活性酸素を除去しお肌の老
化や炎症を抑えます。
緑黄色野菜に多く含まれ、特にレモンやパプリカ、アセロラなどに豊富です。

ビタミンCは加熱に弱いため、生サラダや柑橘類をカットして食べるレシピが良いでしょう。

【ビタミンE】
血行を促進しお肌の新陳代謝を活発にします。
また、抗酸化作用により過酸化脂質を分解し、たるみなどの老化を防ぎます。
ゴマ、アーモンド、ナッツ類、大豆、アボガドなどなどに多く含まれています。

フライの衣にゴマやナッツを使ったり、アボガドディップをスティック野菜と一緒に食べるのもお勧めです。

【セラミド】
セラミドは人間の体内にある成分で、肌細胞の隙間に油分や水分を閉じ込めて乾燥から肌を守っています。
コンニャク、しらたき、大豆、黒豆、小豆、ひじき、ワカメなどに多く含まれます。

「ひじき、しらたきと大豆の炒め物」「コンニャクとわかめの白和え」「黒豆ご飯」などのレシピで豊富に摂取できます。



お肌の乾燥は内側から対策! この食材の栄養素が効く!

【α-リノレン酸&亜鉛】
肌細胞が活発で細胞分裂が盛んだとお肌はみずみずしくなり乾燥を防げます。
細胞分裂に欠かせない細胞膜を作る原料が「α-リノレン酸」で、細胞分裂に必要な酵素を働かせるのが「亜鉛」です。
α-リノレン酸はエゴマ油や魚油に、亜鉛は卵黄、アサリ、牡蠣、タラコに多く含まれます。

「エゴマ油の牡蠣ソテー」や「アサリの卵とじ」「たらこパスタ」などのレシピがお勧めです。
調理の時になるべくエゴマ油を使うのがポイントです。

人間の体は無数の細胞で構成され、その細胞1つ1つが健康でなければいくら外側からアプローチしても意味がありません。
これからの季節、肌を乾燥させることなく乗り切るには、栄養たっぷりの食材でおいしいレシピを作ることをオススメします。