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原因は毒素!?便秘になると肌荒れする理由とは

女性はどうしても便秘になりやすいもの。
便秘になってしまうと、体のさまざまな部分に異変があらわれることがありますが、最も悩ましいのが肌荒れ。
どうして便秘になると肌荒れが起こるのでしょうか。
また、便秘を解消するためにはどうしたらいいのでしょうか。
便秘になると肌荒れするのは有害物質が原因
便は、食べものから必要な栄養素を体が吸収したあとの老廃物です。
便秘になるということは、この老廃物が身体から排出されず、体内に残っているということ。
体内に残ってしまった便は腐敗し、発酵してしまいます。
発酵した便からは有害物質やガスなどの毒素が発生するのですが、便として出すことができない有害物質は、
汗や皮脂などと一緒に毛穴から体の外へと排出されます。
皮膚は新しいきれいな肌をつくるために新陳代謝(ターンオーバー)をおこなっていますが、有害物質の処理をすることに集中してしまうと、正常に新陳代謝がおこなわれなくなってしまいます。
そのため、毛穴がつまってニキビができたり、肌荒れがおこってしまうのです。
腸内環境の乱れは自律神経の乱れ
便秘になると腸内にいる善玉菌が減って、悪玉菌が増えてしまいます。
腸内環境が乱れてしまうと、自律神経も乱れて代謝が行われなくなってしまうため、肌トラブルが起こりやすくなります。
さらに悪玉菌が増えて腸が正常に機能しなくなると、免疫力も低下してしまうので、荒れてしまった肌の状態を良くすることも出来なくなってしまいます。
便秘を改善するには腸内環境を整える

きれいな肌を保つためには、腸内環境を整えて便秘にならないようにすることが必要です。
便秘とは3日以上便が出ないことを指しますが、出来るだけ毎日便がある状態に近づけるよう心がけましょう。
便秘が慢性化している人は、食生活が不規則で食物繊維が不足している可能性があります。
食物繊維には水溶性と不溶性の二種類があり、どちらもバランスよく食べることが大切です。
水溶性の食物繊維は、こんにゃくや海藻、にんじん、さつまいもなど。不溶性の食物繊維は、豆類や根菜類、芋類、キノコ類などに多く含まれています。
また、水分不足は便秘の大敵。できるだけ水をたくさん飲んで、便を柔らかくする努力をしましょう。
コーヒーや紅茶など利尿作用の強い飲み物は便秘のときには避けた方がよさそうです。
運動もできるだけ定期的におこないましょう。
腹筋を使わないと腸の蠕動運動がおこなわれないため、便秘につながってしまいます。
運動をすることで体がリラックスし、腸の働きが活発になるとも言われています。