トップ>コラム一覧>ファスティングを成功させる回復食のとり方
ファスティングを成功させる回復食のとり方

流行りのファスティングによるダイエット。
数日間のプチ断食を行うことで体内のデトックスと、ダイエット効果を得られるということで人気ですね。
ファスティングダイエット成功のカギは、回復食を上手に選んで消化器官にできるだけ負担をかけないことにあります。
数日間とはいえ、急激な食事制限は体に負担をかけてしまいますので、注意が必要なダイエット法です。
【回復食をとるまでのファスティング】

始めにファスティングダイエットの方法について簡単にご説明いたします。
ファスティングは開始する3日前から低カロリー食を摂るようにします。
高カロリーの揚げ物や油っこい物を避け、野菜や豆腐を中心とした和食を心掛けてください。
この準備期間がファスティングのベースとなるので気を抜かないことがポイントです。
ファスティング1日目から3日目までは、酵素ドリンクと水のみを口にする生活を送ります。
水はなるべくこまめに飲むように心がけ、酵素ドリンクは3時間おきに飲みましょう。
こうして3日間で体内の解毒作用を促し、胃腸をリセットすることで体がすっきりしたり
肌が美しくなるのを目指すのがファスティングダイエットです。
【ファスティング終了後の胃腸をいたわる】

ファスティングの間は胃腸に固形の食物が入らないので、その働きは一時的に止まっています。
お休みをしていた胃腸に急に固形物を入れてしまうと、強い刺激となって大きな負担がかかります。
そのため、ファスティング後の回復食は消化に良いものや液体を中心とすることが大事です。
胃腸の消化活動がそれほど必要でないヨーグルトやスープ、
おかゆなどが回復食として最適です。
この回復食をできれば1週間ほど続けます。
こうすることで胃腸が徐々に消化活動を思い出し始めるのです。
最初は液体に近いもの、2日くらいたったらおかゆやすりつぶした豆腐、その後は温野菜などを食べます。
回復期の食事の味付けにも注意しましょう。
しばらく塩分や糖分を消化していなかった胃腸に急に濃い味の物を入れるのは刺激が強すぎます。
薄味を心がけ、徐々に味付けを濃くするように調整してください。
【回復期の食事を誤るとどうなるのか?】
ファスティング中に食べたいものを我慢していたため、回復期に入ってすぐに食事を元の内容に戻してしまうと胃腸に想像以上の負担を与え、ファスティングダイエット自体も失敗してしまう
ことがあります。
ファスティング後に食欲が抑えられずに食事をたくさん食べてしまうと、胃腸が大打撃を受けてしまい激しい腹痛を起こしたり、気分が悪くなってしまったりすることがあります。
最悪の場合は腸閉塞や腸ねん転を起こしてしまうこともあるので十分注意しましょう。
また、ファスティング後の体は一時的に飢餓状態となり、口から入れたものをしっかり体に取り込もうとするので普段より吸収率が上がっています。
この状態でカロリーの高いものを食べたり、たくさん食べ過ぎたりすると体にしっかり吸収されてしまい逆に太ってしまいます。
こういったことを避けるためにも、回復期の食事の取り方がとても重要です。
回復食でいきなり普段の食事摂るようなことは避け、胃腸に優しいものから口にして徐々に食事内容を回復していくことがファスティングダイエットを成功させるために大切なことです。