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便秘解消の近道! ファスティングで腸内環境を整えよう
女性に多い症状である便秘には腸内環境が影響しているということをご存知でしたか?
そのため腸内環境を良くすると便秘が改善されるだけでなく、体の調子も良くなるといわれています。
そしてこの腸内環境を整えてくれるのがファスティング(絶食)という健康法です。
今回はファスティングと腸内環境の関係についてお話して参ります。
【ファスティングで内臓を休ませよう】
ファスティングとは「固形物を摂らずに野菜ジュースなどを少しずつ口にし、大切な栄養素を取りながら体の中から毒素や老廃物を出す
という健康法です。
胃や腸などの内臓器官は、固形物が体の中に入ってこなければ消化活動をせずに済むため、お休みすることができます。
このお休み期間に内蔵を含めた体の内部をリセットし、このリセットによって体に正常な活動を呼び覚まさせるのがファスティングなのです。
【便秘の原因は朝ごはんの食べ過ぎ?】
たくさん食べればその分だけ消化が必要となるため、胃や腸に与える負担の大きさは食事量によって大きく変わってきます。
実はその中でも良くないのが「朝ごはんの食べ過ぎ」です。
腸からは「モチリン」という排泄を促すホルモンが分泌されているのですが、これが朝の時間に正常に分泌されていると、
眠っている間に体の中に溜まった毒素や老廃物を朝に排泄させることができます。
しかし朝ご飯をたくさん食べてしまうとそれだけ消化が必要となるため、身体は排泄よりも消化を優先させてモチリンの分泌量を制限してしまい、
結果便秘の原因となってしまうのです。
そのため朝ごはんを食べること自体は悪いことではないのですが、食べ過ぎないように注意する必要があります。
【ファスティングが便秘解消の近道】
便秘を解消するためには水分を摂ったり、食物繊維の多いものを食べたり、便秘薬を使ったりとさまざまな方法があります。
しかしどの方法も結局は胃腸に負担をかけていて、なかなか便秘が解消されないということはないでしょうか?
便秘を解消するために大事なのは「体が自然に排泄しようとする力を呼び覚ますこと」にあります。
そしてここにアプローチするための方法がファスティングなのです。
便秘の原因の1つとして「腸の蠕動運動が正しく機能していない」ということがあるのですが、ファスティング中は固形物を一切取らないので、
疲れている腸への負担を大幅に減らすことができます。
ファスティング中、腸内は今溜まっている便を排出すればからっぽになるため、便を排出した後は活動する必要がなく休むことができ、
さらに蠕動運動などの機能を活性化させることもできるのです。
さらに腸の疲労が回復されると腸の柔軟性も蘇り、血液循環も良くなるので便を作る働きも正常化されていきます。
【嫌な便秘はファスティングで解消する】
便秘の最も大きな原因は「腸の機能が落ちてしまっていることにあります。
そのため自分が生まれつき持っていた体内の機能を活性化させ、自分の力で排泄するためにもまずはファスティングで内臓をお休みさせてみましょう。
数日間のファスティングが成功すれば、体が軽くなり気分も良くなることでしょう。